ワンルームマンションの固定資産税はいくらくらい?計算方法も紹介!

「ワンルームマンション投資を始めたいけど、固定資産税がけっこうかかるのでは?」

そんなふうに心配されている方も多いでしょう。
今日は例を出しながら、かかる税金のイメージを掴んでいただこうと思います。

目次

固定資産税と都市計画税とは?

固定資産税と都市計画税とは?

そもそも固定資産税とは、土地や建物の所有者が支払わないといけない市町村の税金です。この固定資産税というのは投資マンションに限らず自宅でもかかることはご存じですよね?

加えてワンルームマンションの需要があるのは大都市圏なので、都市計画税も納める必要がある場合が多いです。

都市計画税というのは、「既に市街化している地域」や「これから市街化していく予定の地域」に不動産を所有している場合にかかる税金です。

該当する不動産を毎年1月1日に所有している人に対して課税がされるシステムなので、その年の途中でオーナーが変わった場合は、前オーナーが損しないように不動産屋さんが間に入って日割り清算をすることが多いです。

固定資産税の計算方法

では具体的に例を挙げながら、固定資産税の計算方法について確認してみましょう。

固定資産税は土地と建物に分けて請求がきます。
詳細に計算したい場合は土地分と、建物分のそれぞれの『固定資産評価証明書』が必要です。

土地の計算方法

まずは土地のほうから計算しましょう。

固定資産土地評価証明書の「固定資産税課税標準額」という項目を探しましょう。これが固定資産税を計算するための根拠になる金額となります。図1の紫色①ですね。

▼図1

土地の計算方法

仮に2000万円と記載があった場合、これに1.4%をかけると、マンション一棟丸ごとの固定資産税が計算されます。

計算式は2000万円×1.4%=28万円となりますね。

これに図1の緑色③「共有持ち分」に記載されている按分率(分子÷分母)をかけると自分の持ち分に対する税金が計算できます。分子が2000、分母が200,000と書かれている場合は、

280,000円×(2,000÷200,000)=2,800円

この数字がワンルームマンション1部屋分の土地にかかる固定資産税です。

建物の計算方法

次に建物分を計算しましょう。建物の評価額は「固定資産家屋評価証明書」の「令和〇年度価格」に記載されています。仮に図2の赤④のように200万円と記載があり、これに1.4%をかけると、

▼図2

建物の計算方法

200万円×1.4%=28,000円

この価格が今度はそのまま1部屋分の建物固定資産税です。

2800円と28,000円を足した金額から100円未満を切り捨てた(今回はキリがいいのでそのまま)30,800円が実際に請求される固定資産税となります。

都市計画税の計算方法

次に都市計画税ですが、こっちも計算方法は似ています。

図1の青②「都市計画税課税標準額」が計算のもとになる数字で、仮に4000万円と書いてあったら0.3%をかけて2で割った金額が1棟全体の土地にかかる都市計画税です。

4000万円×0.3%÷2=60,000円

これを図1の③共有持分で割って

60,000円×(2000÷200,000)=600円

この金額が1部屋の土地分に対する都市計画税となります。

建物も「固定資産家屋評価証明書」に記載のある図2赤字の④「令和〇年度価格」に0.3%をかけて計算します。建物の評価が200万円だったら、

200万円×0.3%=6,000円

この金額が一部屋分の都市計画税となります。

600円と6,000円を合わせた金額から100円未満を切り捨てた(今回はキリがよくそのまま)6,600円が一部屋分の土地建物に対して請求される都市計画税です。

30,800円と6,600円を足すと37,400円となりますが、これがいわゆる固都税(固定資産税+都市計画税)の請求額なんです。

ワンルームマンションだとこれくらい

だいたい都内のワンルームマンションだと固都税は3~8万円だと思っておきましょう。もちろん広さや築年数によって様々ですが。

固定資産税はいつ支払えばいいのか

固定資産税はいつ支払えばいいのか

固定資産税を納税してねっ!ていう通知書は、だいたい4月~6月あたりに届きます。

固定資産税は支払う場所は?

では、通知書が届いたら誰に対してその請求額を払ったらよいのでしょうか。それはその物件が所在する市町村となります。

固定資産税を払う方法

納税方法はけっこう簡単なものです。通知書を持っていけば役所や、金融機関、所定のコンビニなどでも払えちゃいます。

「わざわざ払いに行くのも面倒だ」という場合は、事前に口座を登録すれば口座振替にすることも可能です。近年はクレカや電子マネーに対応しているところもあるので、所在地の市区町村に確認してみましょう。

まとめ:計算方法を知りある程度は把握しておこう

不動産を所有するにあたって、最初の一回だけ払う不動産取得税に関しても触れておきましょう。一回だけしか払わないのですが、不動産を買った後に忘れたころ請求が来て、金額がかなり大きいものとなります。

不動産取得税に関してもしっかり心構えと準備をしておくようにしましょうね。

もしこれから不動産投資をしようとしている中、分からないことなどがあれば、ワンルームドクターのセカンドオピニオンをご利用になってみて下さい。

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